■建築面積(けんちくめんせき)
解説
建物の床面積のうち、建物の外周線(外壁)に沿って囲まれた部分の面積のことを指します。建築面積は、建物の敷地内における建築物の占有面積や床面積を表す指標として使用されます。
建築面積は、主に以下のような部分で構成されます。
■建物の基準面積
建物の外形に合わせて、各階ごとの基準面積が計算されます。基準面積は、各階の内外の境界線に沿って計測され、その合計が建物の基準面積となります。
■建物のプロジェクション面積
建物の外壁や屋根のプロジェクション(射影)された面積が含まれます。窓やベランダの面積は、プロジェクション面積に含まれる場合もあります。
■建物のバルコニーやテラスの面積
建物の外部に突出しているバルコニーやテラスの面積も、建築面積に含まれます。これらの部分は、建物の外周線に沿って計測されます。
建築面積は、建物の広さや利用可能なスペースを把握するための指標として使用されます。建築基準法などの法令によって建築面積の計算方法が定められており、建築設計や都市計画において重要な情報となります。ただし、建築面積は建物の実際の使用スペースや間取りを反映しきれない場合がありますので、詳細な間取り図や実測によるデータも重要です。