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変動金利の方が圧倒的にお得に見えるのは何故か

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2025.04.10

固定金利と変動金利で見比べた時に固定は1%を超えて2%に迫ろうというのに対して、変動金利は0.5%前後で1%を越えないのを見れば、変動金利が圧倒的に良いように見えると思います。

実際なにが違うのか、今回の記事では、固定金利と変動金利について少し深堀りしてみます。
固定金利と変動金利の違いを知れば、住宅ローンを組む際により良い選択が出来るようになるでしょう。

「金利の低さ=正解」とは限らない?

固定金利:1%〜2%

変動金利:0.3〜0.6%程度

とくれば、変動金利の方が圧倒的にお得に見えるのは当然です。
ただ、実際には「金利の低さ=正解」とは限らないところが住宅ローンの難しいところなんです。

当たり前の事ではあるのですが、知らない方のために補足して説明すると、金利というのは変わるんです。

つまり、固定であっても変動であっても、住宅ローンをいつ組むかでその時の金利というのは違います。

低金利の時に「固定金利」を組んでいれば、金利が上がった際には「お得」であり、下がれば「損」をするという感じです。

「変動金利」は、現況の金利は低いですが金利は変動するので、借入時の固定金利を上回れば、固定金利よりも「損」をするという可能性があります。

※固定金利と変動金利の違い

固定金利:借入期間中、金利が一定で変わりません。主に国債の金利や長期金利(10年物)に連動しています。​

変動金利:定期的に金利が見直され、市場の短期金利に連動して変動します。

【変動金利が有利に見える理由】

変動金利が有利に見える理由として数値上で見る以外に以下のようなメリットがあります。

・初期金利の低さ: 変動金利は固定金利に比べて初期の金利が低く設定されています。​

・金利が変動しなければ総支払額が少なくなる: 金利が上昇しなければ、総返済額を抑えることが可能です。​

・短期間での完済予定: 10年以内など、短期間での返済を計画している場合、変動金利の低さがメリットとなることがあります。

【変動金利に潜むリスク】

ただし、以下のようなリスクがあることも忘れてはいけません。

金利上昇リスク:経済状況や政策金利の変更により、将来的に金利が上昇する可能性があります。​

5年ルールと125%ルールの限界:金利が上昇しても、返済額の急激な増加を抑えるためのルールがありますが、元本の減少が進まなくなるリスクがあります。​

長期借入時の注意点:例えば35年ローンの場合、将来の金利上昇が返済計画に大きな影響を及ぼす可能性があります。

【固定金利の安心感】

変動金利に対して、高い金利の固定金利ですが、現在の情勢を見た場合あるいは選択肢として検討する余地はありそうです。
その上でみれば以下のようなメリットが考えられるでしょう。

・返済額の一定性:借入期間中、毎月の返済額が変わらないため、家計の計画が立てやすくなります。​

・将来の金利上昇への備え:市場金利が上昇しても、契約時の金利が適用され続けるため、安心です。​

・長期的な資金計画の立案:子育てや老後資金など、将来の支出を見据えた計画が立てやすくなります。

【変動金利が固定金利を上回るケース】
以下のような状況で変動金利が固定金利を上回る可能性があるので、固定金利を選択するという人もいるわけです。

① インフレが急激に進む
→ 日銀が政策金利を何度も引き上げる
→ 変動金利が上昇
→ 固定金利はすでに織り込み済みで頭打ち、という構図

② 金利の“逆イールド”状態
→ 長期より短期の方が高くなる現象(景気後退局面でよく起こる)

【過去の事例】
日本では基本的に、

固定金利 > 変動金利の状態が長く続いてきました。

でもアメリカなどでは一時的に、

短期金利 > 長期金利になるケースもあるので、 理論的には日本でもあり得ます。


ただ、日本は長年「超低金利+デフレ」の経済構造で、金利を急激に上げると住宅ローン破綻が増え、経済にダメージがあるでしょう。
そのため、日銀は急激な利上げを避ける傾向にあります。

なので「変動金利が固定金利を超えるような激しい金利上昇」は、 すぐには起こりにくい、というのが一般的な見方です。

【今後のために意識したいこと】
「備えあれば患いなし」住宅ローンを検討するなら、以下の事を意識して考えてみると良いでしょう。

・住宅ローンの金利は「経済・物価・金融政策」の影響を受ける

・今の変動金利が低すぎるので、上がる余地は大きい

・将来の金利上昇に備えた「余裕ある返済計画」が大事!

どっちが良いか迷ったら?

結局どちらがいいか、ピンとこないようでしたら長期か短期のどちらで返済するかどうかで考えると自分にあった住宅ローンが分かるかもしれません。

・借入額が大きい、返済期間が長い場合:固定金利を選択することで、将来の金利上昇リスクを回避できます。​

・短期間での返済予定、初期コストを抑えたい場合:変動金利も検討の余地がありますが、リスクを十分に理解することが必要です。

まとめ

「変動金利は“今”の安さ、固定金利は“将来”の安心」

どちらが正解というよりは、自分の返済計画・ライフプランとどちらが合うかを考えるのが一番大切です!

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