■管理組合(かんりくみあい)
解説
共同所有や共同利用の建物や土地を管理するために設立される組織のことを指します。主にマンションや共同住宅などの集合住宅で見られる形態です。
管理組合は、建物や共有施設の維持管理や運営に関する様々な業務を行います。具体的な業務には以下のようなものがあります。
■共有施設の管理
共同で使用するエレベーターや廊下、駐車場、共有スペースなどの施設の管理・運営を行います。定期的な清掃や点検、修繕などが含まれます。
■維持修繕積立金の管理
建物や共有施設の修繕や改修に必要な資金を積み立て、管理することがあります。積立金の徴収や適切な使途の管理が行われます。
■施設利用の規制
共有施設の利用に関するルールや規制を策定し、適切な利用を管理します。例えば、共有施設の予約手続きや利用時間の制限などが含まれます。
■共有部分の修繕・改修
建物の共有部分や共用設備の修繕や改修を計画・実施します。屋根や外壁、共用配管などの維持管理を行い、建物の耐久性や安全性を確保します。
■組合費の徴収
管理組合の運営に必要な経費を賄うため、住戸所有者からの組合費の徴収を行います。組合費の額や徴収方法は、管理組合の規約に基づいて決定されます。
管理組合は、住戸所有者の代表者や理事から構成されることが一般的です。管理組合の運営は、住戸所有者の協力や参加が求められるため、定期的な総会や意見交換の場が設けられることもあります。管理組合の目的は、建物や共有施設の維持管理を適切に行い、住民の共同生活を円滑にすることです。