■利回り(りまわり)
解説
不動産投資や資産運用において使用される指標の一つで、特定の投資対象から得られる収益を投資額に対して割った割合を示します。利回りは投資の収益性や効率性を評価するために利用されます。
利回りは通常、年間の収益を基に計算されます。一般的な利回りの計算方法は、以下の二つがあります。
■総収益利回り(総利回り)
物件の年間の総収益(賃料収入やその他の収入)を物件の購入価格や投資額で割った割合を指します。式で表すと以下のようになります:
総収益利回り = (年間の総収益 ÷ 投資額) × 100
例えば、不動産物件の年間の賃料収入が100万円で、物件の購入価格が1,000万円の場合、総収益利回りは (100 ÷ 1,000) × 100 = 10% となります。
■実効利回り(実利回り)
物件の年間の収益から経費や税金などの費用を差し引いた実際の利益を基に計算される利回りです。具体的な経費や費用を考慮するため、より現実的な利回りの評価ができます。
利回りは、不動産物件の収益性や投資効果を比較するために使用されます。一般的には、高い利回りがある物件ほど投資効果が高いとされますが、他の要素やリスクも考慮する必要があります。また、利回りは投資対象の変動や将来の見通しによって変動する場合がありますので、適切な分析と注意が必要です。