■一次エネルギー消費量等級(いちじえねるぎーしょうひりょうとうきゅう)
解説
「一次エネルギー消費量等級」は、住宅のエネルギー消費を減らし、環境への影響を軽減するための重要な指標であり、2025年には等級4以上であることが義務化される予定となっております。
「省エネ基準適合住宅」に適合する為には「断熱等性能等級4級」以上と「一次エネルギー消費量等級4級」以上となっており「住宅ローン控除」を受けるためには必須となっています。
具体的には、以下のような要素が一次エネルギー消費量等級の評価に影響します。
【断熱性能】
建物の外皮(壁、屋根、床など)の断熱性能が高いほど、冷暖房によるエネルギー消費を抑えることができます。
【設備の効率】
暖房設備や冷房設備、給湯設備などの効率が高いほど、エネルギーの消費が少なくなります。
【再生可能エネルギーの利用】
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用することで、建物のエネルギー消費を削減することができます。
【省エネ設備の導入:】
LED照明や高効率給湯器などの省エネ設備を導入することで、エネルギー消費を抑えることができます。
一次エネルギー消費量等級は、建築基準法や省エネ基準などの規制に基づいて評価されます。建築物の設計段階で、これらの要素を考慮してエネルギー効率の高い建物を設計することが重要です。