■敷金(しききん)
解説
不動産の賃貸契約において、借主(入居者)が賃貸物件を借りる際に、貸主(賃貸人)に対して預ける保証金のことを指します。
敷金は、賃貸契約の安定性や入居者の滞納や損害などのリスクに備えるために設けられます。通常は、賃料の数か月分(一般的には1ヶ月から3ヶ月分程度)が敷金として指定されますが、地域や物件によって異なる場合もあります。
敷金は、入居期間中に発生する家賃滞納や修繕費用などの債務に充当される場合があります。ただし、入居期間終了後、入居者が契約条件を遵守し、物件を適切に返却した場合は、敷金は返還されることが一般的です。
敷金の返還には、入居者と貸主の合意が必要であり、契約書や物件の状態などが考慮されます。入居期間中に生じた修繕やクリーニング費用、未払いの家賃などが差し引かれた後、残額が返還されることとなります。
なお、敷金制度は国や地域によって異なる法律や規制に基づいている場合がありますので、具体的な条件や取り扱いについては、契約書や地域の法律を確認することが重要です。