■住宅ローン(じゅうたくろーん)
解説
住宅の購入や建築、改築などのために金融機関から借り入れる貸付金のことを指します。一般的には、住宅を購入する際に必要な資金を一括で支払うことが難しい場合に利用されます。
住宅ローンは、金融機関(銀行や信用金庫など)と借り手(住宅購入者や建築者)との間で契約が成立し、一定の金利と返済条件のもとで借り入れられます。借り手は、借入金額に対して定期的な返済を行い、金利と元金を含めた総返済額を返済期間内で完済することが求められます。
住宅ローンの返済方法にはいくつかの形式があります。代表的な返済方法としては以下のようなものがあります。
■元金均等返済方式
返済期間内で元金の返済額が均等になる方式です。返済初期は利息の割合が高くなりますが、返済期間が進むにつれて元金の返済額が増え、利息の割合が減少します。
■元利均等返済方式
返済期間内で元利を均等に返済する方式です。毎月の返済額は一定ですが、返済初期は利息の割合が高くなります。元金の返済割合は少しずつ増えていきます。
住宅ローンは、金利や返済期間、返済方法などの条件が契約時に定められます。金利は市場の状況や金融機関の条件によって異なります。返済期間は数年から数十年にわたる場合があり、返済方法や返済計画に応じて選択することができます。
住宅ローンは一般的に高額の借り入れとなるため、返済能力や収入状況を十分に考慮し、計画的に利用することが重要です。借り手は返済能力を評価され、信用情報の提供や担保の設定などが求められることもあります。