■媒介契約(ばいかいけいやく)
解説
不動産取引において、不動産の売買や賃貸借を仲介する不動産業者との間で締結される契約を「媒介契約」と言います。
媒介契約には、以下の3つの種類があります。
■専属媒介契約
専属媒介契約は、不動産業者に対して、一定期間内に売買や賃貸借の契約を締結する権限を与える契約です。この契約を締結した不動産業者が契約を仲介して契約が成立した場合には、仲介手数料を支払うことになります。専属媒介契約を結ぶと、他の不動産業者には同じ物件の仲介を依頼することができなくなるので、一定のリスクがあります。
■一般媒介契約
一般媒介契約は、複数の不動産業者に同時に仲介を依頼する契約です。複数の業者に仲介を依頼するため、取引が成立した場合には、仲介手数料が複数発生する場合があります。
■特別媒介契約
特別媒介契約は、専属媒介契約と一般媒介契約の中間的な契約です。複数の不動産業者に仲介を依頼することができますが、専属媒介契約と異なり、自己による売買や賃貸借を行うことができます。特別媒介契約では、売買契約が成立した場合には、仲介手数料が発生します。