■専属専任媒介契約(せんぞくせんにんばいかいけいやく)
解説
不動産取引における仲介契約の一種です。この契約は、不動産の売却や購入を行う際に、不動産業者と売主または買主との間で締結されます。
専属専任媒介契約では、売主または買主が特定の不動産業者に対して仲介業務の独占権を与えることを意味します。具体的には、売主の場合は不動産業者に対してその不動産の売却を委託し、買主の場合は不動産業者に対して特定の条件での物件探しや交渉を委託します。
専属専任媒介契約では、業者に対して報酬が支払われることが一般的です。報酬は売買代金の一定割合や固定金額などで決められることが多いですが、具体的な条件は契約書に明記されます。
専属専任媒介契約の特徴は、業者による専門的なサポートや助言が受けられることです。業者は広告や宣伝活動、物件情報の提供、売買交渉の代理など、売主または買主の利益を代表して活動します。
専属専任媒介契約は、売主や買主が一定期間内に特定の不動産業者と独占的に取引を行うための契約形態です。この契約に基づき、業者は契約期間中に最善の努力を尽くし、売買契約の成立を目指します。