2022.07.11
ホームステージングって聞いたことあるでしょうか?
中古不動産の高額売却を希望する場合、すぐに思いつくのがリフォームを行うことかもしれません。古い部屋よりもキレイにリニューアルされた部屋のほうが、依頼先の不動産会社にも高額売却してもらえるのではないかと思う方が多いでしょう。
しかし、リフォームはだいたい高額になる。ということも頭に入れておかなくてはいけません。
リフォーム代が高ければ、その分販売価格に上乗せすればいいと思うかもしれません。しかし、売れなければ意味がないのです。売れないとなると値下げする必要が出てきます。結局リフォーム代分も回収できずに売却ということにもなりかねません。
そんな状況を避けるためにも役に立つのがホームステージングです!
具体的に説明していきましょう!
目次
ホームステージングとは?
そもそもホームステージングとは、中古物件の取引が盛んなアメリカで考案されたと言われています。
数ある中古物件の中から、コストをかけずにより高く、早く売却するためにホームステージングが行われたのです。
リフォームをするとなるとそもそも日本において、家というのは築年数が経過するほどに価値が下がり、20年も経てばゼロに近くなっていきます。そうなれば土地にしか値段がつかないという状況で価値ゼロの家にリフォームを施してもリフォーム代が上乗せされるだけで価値はそこまで上がらず、かつそのリフォームをされた家を気に入るかどうかもまた、分からないのです。
同じリフォーム代がかかるのであれば、自分好みにしたいという買い手もいる場合があるので、高い費用をかけて行うにはリスクが高いと言えます。
マンションにおいても築年数で価格が下がっていくことは同様で、リフォームによる付加価値が期待できなければ、リフォーム代すら取り戻せない可能性があるのでリスクが高いでしょう。
その点、ホームステージングは所謂、家の住居環境をおしゃれに演出、家具や小物などを配置するだけでモデルルームのように綺麗にします。家具や小物、あとは不必要なものは片付ける程度で済むので低コストで家のイメージを良くして購入を促すことができます。
以上のことからリフォームを行うよりは、ホームステージングの方がコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
ホームステージングのメリット・デメリット
ホームステージングのメリットは、やはり早期売却、売却価格の向上が見込めることとリフォームなどに比べ、低コストかつ工事がないのですぐに行う事も可能。自分で行う場合はセンスや多少の知識が必要になりますが、やろうと思えば出来るのもメリットです。リフォームに数百万をかけてしまうと売却において負担となる可能性が高いので、それであればホームステージングで演出して負担を抑えて売却したほうが良いでしょう。
デメリットに関しては、片付けや家具や小物を必要に応じて購入、またはレンタルするひつようがあるので手間と多少に費用がかかる可能性があります。また、ホームステージングを行う際には2パターンの状況があり、
①空き家を売却する場合のホームステージング
②売却するがまだ住んでいる場合のホームステージング
があり、①の場合であれば綺麗に掃除したり、家具や小物を置いたりするだけで済みますが、②の場合はちょっと大変です。というもの住んでいるので整理整頓して一部の部屋、もしくは全ての部屋を見栄え良く演出するので、不要なものを捨てたり、場合によっては貸倉庫などに保管する必要があったりしますので、生活リズムの変化が起きたり、お客様が内覧希望する場合があるので、部屋の演出は極力維持する必要がありますし、柔軟に内覧日程に対応する必要もあります。
それが大変だという場合は、引越しも検討する必要があるでしょう。
ホームステージングってどうやればいい?
ラクなのはやはり、業者に依頼してホームステージングしてもらうことでしょう。
まず、「どういった人がこの家に住むのか」を想像することが重要で、ターゲットを絞って人気の空間デザインを行うことでより効果が発揮されます。個人向けなのか、家族向けなのか、年齢層や男性向け、女性向けなどある程度絞ることで、デザインの方向性も定まりやりやすくなるでしょう。
自分でやろうと思うと、やはりセンスが必要なのでモデルルームなどを参考にしたりして、間取りを活かした、おしゃれな空間を演出しましょう。ある程度デザインに統一感があったほうがいいので、お持ちの家具が使えるのであれば、コストは抑えられますが、そうでないなら家具や小物を購入やレンタルして飾りましょう。
あとは、目立つ傷や汚れがあるなら、補修、汚れ落としなどは行ったほうがいいでしょう。簡単な補修程度ならホームセンターなどで道具が揃います。自分でやることに不安があるなら不動産業者に相談してみるといいでしょう。
販売掲載用に写真撮影を行う
販売するためにはスーモなどの物件検索サイトに掲載したほうがいいので、掲載用の写真を撮影する必要があります。
ホームステージングを行っている業者によっては撮影までしてくれるところもありますし、不動産業者に任せてしまうのもいいでしょう。
綺麗に演出したら、綺麗な写真を撮影して早期売却、高額売却を目指しましょう!
まとめ
・中古物件を売却したいなら、まず考えるべきはリフォームじゃなくホームステージング。
・リフォームは下手にやるとコストやリスクが高い。
・ホームステージングは低コストだが、高い効果が見込める。
・早期売却や売却価格の向上が見込めることと、工事などがないのですぐに行える。
・自分でやるのはセンスや多少の知識が必要でターゲットを絞ってデザイン、空間演出する必要がある。
・販売するには、スーモなどに掲載したほうがいいので、掲載用の綺麗な写真を撮影する。
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マンション売却前にリフォームをすることで物件の価値を高めることはできますが、リフォーム費用が大きな負担になるケースや、リフォームをしたせいで買い手のニーズに合わなくなってしまい、需要を下げてしまうこともあります。
ただし、安価なリフォームや傷・汚れの修復は物件価値を高められる場合もありますので、売却を任せる不動産会社とよく相談したうえで、リフォームが必要かどうか、ホームステージングをどうするのかを決めたほうがいいでしょう。
ワンツインズホームでは、大阪府(守口市・寝屋川市・門真市・高槻市・吹田市・豊中市・茨木市・箕面市・大阪市内など)を中心に不動産取引をしています。高額売却を希望する人は、ぜひ地域密着で物件取引経験も豊富なワンツインズホームへご相談ください。リフォーム・ホームステージングの相談に丁寧に対応いたします。